Moose入門研修(Introduction to Moose)のスライドを日本語訳してみました。
演習問題(未訳)を含む日本語版の一式はGitHubのリポジトリに置いています。興味のある方は、git clone git://github.com/gardejo/moose-presentations.gitするなどして入手してみてください。
石垣さん(charsbarさん)のとてもわかりやすいMooseドキュメント日本語訳には及びもつかない翻訳ですが、用語の訳語を適宜剽窃しつつ、今回は取り敢えず粗訳・試訳からの出発ということで一発japaneseブランチを切ってみました。
原書はDavid Rolskyさん(DROLSKY)さんによる力作です。git clone git://git.moose.perl.org/moose-presentations.gitで入手出来ます。CC-BY-SA 3.0でライセンスされていますので、日本語版という派生物を今回公開させていただきました。日本語版のライセンスも、原書を継承してCC-BY-SA 3.0です。
補足事項や所感などを以下に簡単に述べます。
日本語訳の意図
一言で表現すると私のMoose愛の成せる業なのですが、もう少し噛み砕きます。
Mooseは素晴らしい
Mooseは素晴らしいポストモダンオブジェクト指向プログラミング環境をPerl mongerに提供してくれます。私も使い始めて半年ほど経ちますが、その明快さと利便性に日々感謝しています。
Perlを使う方でまだMooseをご存じでなかったり、Mooseを食わず嫌いしてしまっている方々へ、この素晴らしさに是非触れてもらいたいと思っています。
Moose研修も素晴らしい
また、このスライドと演習問題を使う講座は、YAPC::Asia 2009の特別研修の一つである「Moose入門、モダーンなオブジェクト指向システム」と同じカリキュラムです。
私は特別研修に参加する機会に恵まれたので、そのあまりの素晴らしさに狂喜乱舞して半月ほど前に感想の記事を書きました。
上記の感想記事で書いていますが、スライドと演習問題だけを用いて独習することが出来るので、是非これらの資源を活用していただきたいと思っています。
スライドは現在272ページありますが、その内容はコードと端的な説明の繰り返しですので、実は日本語訳がなくても分かりやすい内容です。とはいえ日本語の方が親しみやすいという方もいるはず(恥ずかしながら、私もそうです)ですので、日本語版をご用意してみました。
スライドの注意点
新しめのウェブブラウザで閲覧してください
スライドはS5というスライドショーシステムに基づくもので、XHTML + CSS + JavaScriptで成り立っています。ですのでウェブブラウザで閲覧することが出来ます。
ただし、その際は出来るだけ新しめのウェブブラウザを使ってください。
企業の悪友であるIE6では、原書は開けたのですが日本語版は開けませでした。理由は調べ切れていません。IE7では開けますが、とても重いです。
日本語化の方針
訳文を書いた場所
元のDOM要素に片っ端からclass="en"として、各要素をコピーしてclass="ja"を作って、そこに翻訳を書いています。従って、ファイルの容量はほぼ2倍になっています。
英語要素はスタイルシートで.en {display: none;}して非表示にし、日本語要素だけを表示しています。
ぼやけた日本語が書いてある場合、そのすぐ側に原文が書いてありますので、適宜そちらを参照してください。
訳注の存在
研修では講師の方の説明がありますが、スライドだけで独習する場合も想定して、研修でShown M Mooreさん(sartakさん)が仰った内容などを適宜「訳注」として補足しています。
「訳注:」などとベタに書いているほか、class="annotation"として、本文と見分けが付くように点線で括った灰色文字としてスタイル付けしています。
訳注がうるさく感じられるなら、.annotation {display: none;}していただければ黙らせることが出来ます。
まだまだ怪しい訳があります
訳出に困る文言や言い回しなど、特に自信がない部分などは、備忘録としてclass="memorandum"を適用した文字列を残しています。黙らせたいなら上記と同様に.memorandum {display: none;}としてください。
スタイルの変更
一部のスタイル付けをもう少し見易くしました。
必要に応じて、自分で見易いスタイルにしていただけます。
今後へ向けて
本家の変更を追います
演習翌日に「かっとなって」翻訳を始めた後で微妙に放置してしまいましたが、今日GitHubに上げようとして気付いたら本家のスライドが随分成長していて焦りました。MooseX::*小旅行が増えたり、説明がより充実していたりしましたが、それらに何とか追い着いたつもりです。
スライドと演習問題は日々成長していますので、日本語版でもそれを出来るだけ追い掛けていきたいです。
演習問題も翻訳します
スライドだけでなく演習問題などの翻訳も行い、「独習Moose」の日本語環境を整える一助になれば、と切に願っています。
追記 : 演習問題の説明文も翻訳しました。
JPAのプロジェクトに寄与したいです
相当程度に訳文の品質が高まったら、JPAのPerl ドキュメンテーション 和訳プロジェクトにこの内容を寄与出来れば、と夢想しています。
gitとGitHubの使い方をちゃんと調べます
取り敢えず
- 本家から
git cloneして git branch japaneseでjapaneseブランチを切ってgit checkout japaneseでそちらに切り替えてgit add moose-class/slides/index.htmlでスライド本文をコミット対象に加えてgit commit -m "crudely translated into Japanese"でコミットしてgit remote add github git@github.com:gardejo/moose-presentationでGitHubをリモートリポジトリに加えて、git push github japaneseでリモートリポジトリを更新した
ということでGitHubに持って行きましたが、私のすることですから安心は出来ません。
私はgitの使い方が怪しいので、これからちゃんと体系的に勉強しようと思います。
追記 : ありがたいことに、はてなブックマークで、石垣さん(charsbarさん)から「本家をforkしてからブランチを切った方が管理は楽だったかも」というご指摘をいただきました。目下、『入門Git』を購入して熟読中です。
ご意見・ご感想
自分で書いてしまうのも情けない話ですが、かなり地雷が多い翻訳です。全力でdisられそうな予感もしますが、翻訳がなっとらんというご批判はありがたく頂戴します。一式はGitHubで公開しているので、「俺がもっと上手に翻訳してやる」という方は是非forkしてください。
一方で、「これはこのように説明するといいよ」だとか「ここはこうしたサンプルコードが最適だよ」などといった日本語訳以外の部分については、Daveさんにご指摘いただく方が良いです。
Moose入門研修を、みんなでよりよいものにしていきましょう!
どうもありがとうございます!これは日本人や教官に有用ですよ
Mooreさん、素晴らしい研修をどうもありがとうございました。 CCライセンスにかこつけて断りなく翻訳してごめんなさい。 これからもMooseを使ったプログラミングを続けたいです。
Thank you for wonderful course, Mr. Moore. I'm sorry that I have translated slides without your permission under the veil of CC license. I'd like to continue to program with Moose!